あいさつは心のこもった会釈のみにしましょう。

人の少ない山道ならホッとする「こんにちは」も、100人、200人と続くと相手はどう思うでしょうか。ましてふざけ半分に挨拶されたら…
ハイキングに来る人は自然を楽しみに来ています。人の多いコースでは、あいさつは心のこもった会釈のみにしましょう。

休憩ポイントでは最後にゴミや忘れ物のチェックをしましょう。

ゴミは見た目に良くないだけではなく、人の食べ物を猿やクマなどの野生動物が一度口にした場合は、またほしくなって人に近づき、狙いに来るかもしれません。ビニール(※)、輪ゴムが野生動物のフンから出てきたこともあります。食べ物をこぼしていないか、ビニールが飛んでいないか、休憩ポイントでは必ずゴミや忘れ物のチェックをしましょう。

※コース上でよく見かけるものとしてビニール袋、キャンデーの包装紙、仕出し弁当のバラン(疑似笹葉)などがあります。
野生動物は食べ物の匂いが付着したものなら害があるとは知らず、なんでも食べてしまいます。
それがやがては、ハイカーが持つ食べ物の匂いのする荷物を狙うという連鎖となります。

事前にマナーや自然について正しく学びましょう。

せっかく学びに来た自然を壊さないためにも、危険に会わないためにも、また他の人に迷惑をかけないためにも、その地域のマナーや自然の危険とその防ぎ方などを子供たちに正しく伝えてください。
また、ハイキングコースは基本的に右側通行です。他のハイカーの妨げにならないよう、必ず右側を歩くようにしましょう。
日光自然ガイド連絡会では、専門スタッフがスライドを使った自然学習や環境教育などの事前勉強会をおこなっています。プロジェクタを使ったわかりやすい説明です。参加者のマナーと知識の向上にご利用ください。

事前勉強会のお問い合わせは下記施設へどうぞ。
・日光湯元ビジターセンター(電話:0288-62-2321)
・日光自然博物館(電話:0288-55-0880)
・(有)自然計画(電話:0288-50-3635)
・奥日光・小西ホテル(電話:0288-62-2416)

日光自然ガイド連絡会所属のガイドはツアーの中にマナーの講習を取り込んでいます。